夫や妻の浮気(不倫)で離婚!後悔するパターンや損しないための対処方法を弁護士が解説!

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弁護士 鈴木 翔太
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夫や妻の浮気(不倫)で離婚!後悔するパターンや損しないための対処方法を弁護士が解説!

信じていたパートナーに裏切られたら「離婚しよう」と考えてしまうのも致し方ありません。しかし早急に離婚してしまうと、後悔する方も多いので注意が必要です。

一方で、離婚によって新たな人生を歩みだして幸せになれる方も少なくありません。

浮気による離婚で後悔する方としない方の違いは何なのでしょうか?

今回は弁護士がこれまで取り扱ってきた浮気・離婚事件の経験をもとに、浮気で離婚して後悔するパターンや損しないための対処方法を解説します。

夫や妻に浮気されて離婚を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

 

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1.浮気・不倫の離婚で後悔するパターン

配偶者が浮気をしたら、法律上も離婚する権利が認められます。

不倫は重大な裏切り行為であり、相手に浮気されるともはや夫婦関係を維持できないと考えられているからです。

たとえ相手が離婚を拒絶しても、訴訟を起こして不倫の事実を証明したら判決で離婚させてもらえますし、慰謝料も請求できます。

ただし、早急に離婚を決めてしまったら以下のような理由で後悔する方も多いので、拙速な判断は危険です。

1-1.相手に対する未練がある

浮気されたからといって、すぐに相手を心底嫌いになるとは限りません。

そもそも浮気に腹を立てるということは、相手に対する愛情の裏返しともいえます。
相手に関心がなければ誰と交際されても気にならないでしょう。

相手に対する気持ちが残ったままで離婚すると、その後に後悔するケースが多いので要注意です。

1-2.証拠不足で慰謝料を払ってもらえない

相手の浮気で離婚するなら、「慰謝料を払ってもらいたい」と考える方が多いでしょう。

しかし浮気や不倫の事実を証明できないと、慰謝料請求は難しくなります。

相手が「浮気していない」と主張したとき、証拠がなかったらそれ以上の追求は困難となってしまうためです。

証拠不足の状態で相手に「浮気しているから慰謝料を払ってほしい」というと、支払いを拒絶されるばかりか「名誉毀損」といわれたり「お前の考えすぎ」「被害妄想」などといわれたりして反対にこちらが責められてしまうケースも少なくありません。

1-3.子どもと離れ離れになってしまった

相手の浮気で離婚するとしても、必ず子どもの親権者になれるとは限りません。特に妻に浮気された男性は注意しましょう。日本の裁判所はまだまだ母親に親権を認める傾向が強く残っているためです。「浮気で離婚するなら当然自分が親権者になれるだろう」と考えていると、相手に子どもを奪われて後悔するリスクが高まります。

「離婚後、一切子どもと会わせてもらえなくなった」方も少なくありません。

相手が不倫相手と再婚すると、子どもと不倫相手が養子縁組してしまう可能性もあります。

こういった事態を避けるため、離婚前に親権を取得するための対策をしっかり練っておきましょう。

1-4.財産分与を払わねばならなくなった

妻に浮気された男性に多いのですが、離婚すると反対に相手に多額のお金を払わねばならない可能性があるので注意が必要です。

法律上、離婚の際には「財産分与」を請求できることになっています。財産分与とは、婚姻中に積み立てた夫婦共有財産を離婚時に清算すること。不倫したとしても、財産分与請求権に影響はありません。妻が不倫して離婚する場合でも、妻は夫に対して2分の1の財産分与を請求できるのが原則です。

多額の夫婦共有財産がある事例では、慰謝料よりも財産分与の金額の方が大きくなってしまうでしょう。そうなったら、相手の不倫によって離婚するのにこちらが財産分与の持ち出しになってしまうリスクが高くなります。

離婚するなら、事前に財産分与がどのくらいになるのかについても調査しておきましょう。

1-5.経済不安を抱えてしまった

夫に浮気された女性に多いのですが、早急に離婚すると経済不安を抱えてしまうケースがあります。特にこれまで専業主婦だった方や主に夫の収入で生活されていた兼業主婦の方は注意してください。

離婚すると、夫から生活費を払ってもらえません。

子どもがいれば子どもの分の養育費は請求できますが、それだけでは生活に万全な金額にはならないでしょう。収入を得られる算段がついていない段階で早急に離婚を決意するのは危険といえます。

1-6.相手が再婚して腹立たしい気持ちになる

不倫した人は「できれば離婚して再婚したい」と考えるケースが少なくありません。

つまり配偶者に浮気された場合、相手自身が離婚を望んでいる可能性があるのです。

こういったケースにおいて勢いで離婚してしまうと、離婚後相手が早々に浮気相手と再婚してしまい、非常に悔しい思いをする可能性があります。

特に期待していたほど慰謝料を払ってもらなかったり、子どもを抱えて経済不安に陥ってしまったりしたら「なんのために離婚したのか?相手を幸せにしただけでは?」と疑問を感じてしまうでしょう。

1-7.相手が家出してしまった

浮気した配偶者に対し「絶対に許せない。慰謝料を払わせてやる」「不倫相手にも慰謝料請求する」「もう離婚しかない!」などといって責め立てると、相手が家出してしまうケースが多々あります。浮気相手と同棲し始める人もいますし、生活費を払ってくれなくなる人も少なくありません。

不用意に離婚を切り出したばかりに相手が突然家からいなくなり、困惑してしまう方が多いので要注意です。

2.浮気の離婚で後悔しない方法

相手に浮気されたとき、離婚で後悔しないためにはどうすれば良いのでしょうか?

弁護士の立場としては最低限、以下のような対応が必要と考えます。

 

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2-1.いきなり離婚を切り出さない

浮気されたとき、感情的になっていきなり相手に離婚を切り出す方がおられますが、リスクの高い行為です。

腹が立っても早急に離婚を求めるのではなく、「本当に離婚してよいのか?」しっかり自問自答しましょう。

  • 相手に対する気持ちが残っていないか
  • 子どもの親権を取得できそうか、相手に任せても良いのか
  • 払わねばならない財産分与が高額にならないか
  • 離婚後相手がすぐに浮気相手と再婚しても許せるか
  • 離婚後の生活に困らない根拠があるか

こういったさまざまな事項を検討したうえで「本当に離婚しても大丈夫、後悔しない」といえるなら離婚を進めましょう。

迷いがあるうちは離婚を切り出さない方が得策です。

2-2.浮気・不倫の証拠を集める

浮気で離婚するなら、必ず「確実な浮気・不倫の証拠」を手元に集めましょう。

法律上、浮気や不倫を「不貞」といいますが、「不貞」を立証するには「肉体関係を示す証拠」が必要です。

メールやLINEの親しげなメッセージやデートしている写真があっても、必ずしも肉体関係を証明できるとは限りません。証拠が不足していると慰謝料を払ってもらえないばかりか、こちらの「被害妄想」といわれて責められてしまうおそれも高まります。

不倫の証拠になるものとならないものの区別については、法律的な視点による判断が必要になります。迷われたら弁護士までご相談ください。

2-3.離婚後の生活について計画を立てる

離婚して後悔しないためには、離婚後の生活についてきちんと計画を立てておくべきです。

特に夫の収入に頼って生活していた場合、離婚後は基本的に自力で生計を立てなければなりません。

働き口があるのか、養育費はどのくらいもられるのか、行政給付を受けられる可能性があるのかなど、事前に調べておきましょう。

また離婚後の住居についても考えておく必要があります。賃貸物件を借りるならどういったものがあるのか、周辺環境や家賃相場も含めて調査しなければなりません。今の家に住み続ける場合、住宅ローンの負担が問題となる可能性があります。あるいは実家に戻れる方もおられるでしょう。

子どもがいる方は、学校(校区や転校、受験など)についても考えておかねばなりません。

しっかり計画を立てて万全の体制を整えてから離婚を切り出しましょう。

2-4.子どもの親権や面会交流について考える

未成年の子どものいるご家庭では、離婚後の親権者を決めなければなりません。

まずは自分が親権者になりたいのか相手に委ねたいのか、考えましょう。

また親権者にならなかった親には、離婚後にも子どもと面会する権利(面会交流権)が認められます。実際、離婚後に面会交流を巡ってトラブルになるケースが多く、ときには家庭裁判所での調停にまで発展するので軽く考えるべきではありません。

親権者になるとしてもならないとしても、面会交流について検討しておきましょう。

 

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2-5.夫婦共有財産の状況を調査する

相手の浮気が原因で離婚するとしても、夫婦共有財産が多ければこちらが相手に財産分与を払わねばならない可能性があります。

たとえば夫が妻に浮気されたとき、夫婦共有財産が1000万円(夫名義)、不倫の慰謝料が200万円であれば、夫は妻に財産分与として500万円払わねばなりません。妻から慰謝料200万円を払ってもらっても300万円は持ち出しです。

これでは「なんのために離婚したのかわからない」と感じる方も多いでしょう。

財産分与で不意打ちを受けないためには、事前にしっかり夫婦共有財産を把握しておく必要があります。

また財産分与は必ずしも2分の1にしなければならないわけではありません。夫婦の双方が合意すれば別の割合にもできます。たとえば慰謝料代わりに、こちらがすべての財産をもらいうけてもかまいません。離婚の際、相手と財産分与についてどこまで交渉できそうかなども検討しておきましょう。

3.浮気されたときに有利に解決するには?

相手に浮気されたとき、有利に離婚を進めるには以下のように対応しましょう。

3-1.離婚条件を書面化する

離婚の際、財産分与や養育費についてきちんと話し合わず、親権だけを決めて離婚届を提出してしまう方がおられます。

しかし協議離婚の場合でも、財産分与や慰謝料、養育費などの離婚条件をきちんと取り決めておくべきです。そうでないと、離婚後調停や訴訟が起こってトラブルになってしまうリスクが高くなります。

また取り決めた離婚条件は必ず書面化しましょう。口約束では慰謝料も養育費も払ってもらえないケースが多数です。

3-2.公正証書を作成する

協議離婚する場合、離婚条件の書面は必ず公正証書にしましょう。

公正証書を作成しておけば、相手が慰謝料や養育費などのお金を払わないときにすぐに給料や預貯金などを差し押さえられて、有利になります。

公正証書がなかったら、あらためて調停や訴訟を経由しなければなりません。その間に財産を隠されるリスクも高くなります。

ひと手間かけても公証役場に申し込んで、離婚公正証書を作成しましょう。

3-3.弁護士に相談する

相手の浮気が原因で離婚する場合、スムーズに話が進むとは限りません。

  • 相手が慰謝料を支払わない
  • 相手が不倫を認めない
  • 親権や財産分与などの条件で折り合いがつかない
  • 相手が家出して音信不通になった

さまざまな事情で交渉が難航してしまう可能性があります。

困ったときには早めに弁護士に相談しましょう。弁護士であれば、状況に応じたアドバイスが可能です。離婚後後悔しないための最善の対処方法をお伝えできるので、将来後悔するリスクも大きく低下させられるでしょう。

当事務所では離婚や男女問題に積極的に取り組んでおり、これまで多くの浮気案件を解決してきました。相手に不倫されて戸惑っている方、離婚しようか迷っている方など、お気軽にご相談ください。

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